男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症とは
男性型脱毛症(AGA)は、成人男性によく見られる髪が薄くなる状態のことです。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、薄くなっていきます。AGA の人は全国で1,260 万人といわれ、遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
毛髪の成長(ヘアサイクル)
毛髪の成長(ヘアサイクル)には成長期、退行期、休止期の3 つの周期があり、成長、脱毛を繰り返しています。通常、成長期は2~6 年、成長期から休止期に移行する退行期は約2 週間、休止期は3~4 ヵ月で、このサイクルを繰り返しています。AGA のヘアサイクルは成長期が短くなっています。
AGA は進行します
AGA は進行するため、何もせずに放っておくと下のグラフのように髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
AGAの治療薬
抜け毛の進行遅延、つまりヘアーサイクルの周期を長くする薬として、次のような治療薬があり、2017年版男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨されています。処方箋がないと購入できません。
(1)プロペシア(フィナステリド)錠(1㎎)
世界60ヶ国で使用されています。6ヶ月間服用すると約60%に改善が見られます。価格は1箱28錠(7650円)で、ジェネリック(6150円)もあります。
副作用:女性化乳房、ED、性欲減退、射精障害、腹痛、精液量減少
料金:6150円~7650円(28日分)
(2)ザガーロ(デュタステリド)錠(0.1㎎)
平成28年6月に発売された薬です。プロペシアと比較して、発毛効果は1.6倍、毛髪は1.45倍太くなります。 価格は1箱9700円で、ジェネリック(8000円)もあります。
副作用:女性化乳房、ED、性欲減退、射精障害、腹痛、精液量減少
料金:8000円~9700円(30日分)
AGA は早めの治療が必要です。お困りの方は、当医院にご相談ください。
尚、処方には医師の診察が必要であり、医師の判断により
お薬を処方できない場合がありますので予めご了承ください。